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世の中の色んなことにドロップキックとか水平チョップしたりするブログ
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無題

明日の怒涛の追撃に備えて、ちょっと一息。「海角七号」の歌です。
(劇中歌ではなくBGMに歌詞をつけた)

 

※エキサイト翻訳から何やらかんやらで日本語訳。色々間違ってるでしょうが。

「情書」范逸臣

両手がずっと枯木のようにまだらになっている
これらの字はやっとその時の優しさを思い出した
郵便配達人はずっと千万の入り口にあまねく歩いている
これらの手紙はやっと流浪する理由を思い出した

1通1通のラブレターは緩慢な時空を越える
私に代わり秘めた愛情がこもった、間に合わなかった言葉が来る
私は信じている、離れて、結局は終始一貫する
ある日、私の技量はあなたに虹を描かせる

岬はずっと船尾の顔をのみ込んでいる
この港湾はしょっぱい海風を高くあげ始める
時間はずっと、ついに改心しなかった
これらの手紙はやっと恋人の手の中に帰る

1通1通のラブレターは緩慢な時空を越える
私に代わって十指が抱き合うことを長い間待った
私は知っている、帰って、道中が順風満帆ではないことを
ただ望む、あなたの白髪を梳く日を



台湾の人は何と言うか、例えが秀逸ですね。訳が残念なので実際の所違うんでしょうが。
次に7通のラブレターの一部。ネタバレなんで下げときますね。
「情書」はラブレターって意味。うんそのまんま。



1945年12月25日。
友子、太陽がすっかり海に沈んだ。
これで、本当に台湾島が見えなくなってしまった。
君はまだ、あそこに立っているのかい?

友子、許しておくれ、この臆病な僕を。
二人のことを決して認めなかった僕を。
どんな風に、君に惹かれるんだったっけ。
君は髪型の規則も破るし、 よく僕を怒らせる子だったね。

友子、君は意地っ張りで、新しい物好きで、
でも、どうしようもないぐらい君に恋をしてしまった。
だけど、君がやっと卒業した時、 僕たちは戦争に敗れた。
僕は敗戦国の国民だ。
貴族のように傲慢だった僕たちは、一瞬にして罪人の首枷をかけられた。
貧しい一教師の僕が、どうして民族の罪を背負えよう?
時代の宿命は時代の罪。
そして、僕は貧しい教師に過ぎない。
君を愛していても、諦めなければならなかった。


どうして君のことを想わないでいられよう。
君は、南国の眩しい太陽の下で育った学生。
僕は、雪の舞う北から海を渡ってきた教師。
僕らはこんなに違うのに、なぜこうも惹かれ合うのか。
あの眩しい太陽が懐かしい。
熱い風が懐かしい。


強風が吹いて、台湾と日本の間の海に、僕を沈めてくれれば良いのに。
そうすれば、臆病な自分を持て余さずに済むのに。
友子、たった数日の航海で、僕はすっかり老け込んでしまった。
潮風が連れて来る泣き声を聞いて、甲板から離れたくない。
寝たくも無い。
僕の心は決まった。
陸に着いたら、一生海を見ないでおこう。

憎らしい風。
憎らしい月の光。
憎らしい海。
十二月の海は、どこか怒っている。
恥辱と悔恨に耐え、騒がしい揺れを伴いながら。
僕が向かっているのは、故郷なのか。
それとも、故郷を後にしているのか。


君は、今見ている星の光が、
数億光年の彼方にある星から放たれてるって知ってるかい?
うわぁ。
数億光年前に放たれた光が、今、僕たちの目に届いているんだ。
数億年前、台湾と日本は一体どんな様子だったろう。
山は山、海は海。
でもそこには誰もいない。
僕は、星空が観たくなった。
移ろいやすいこの世で、永遠が観たくなったんだ。

君を捨てたのではなく、泣く泣く手放したということを。
皆が寝ている甲板で低く何度も繰り返す。
「捨てたのではなく、泣く泣く手放したんだ」と。
夜が明けた。
でも僕には関係ない。
どっちみち、太陽は濃い霧を連れて来るだけだ。
夜明け前の恍惚の時、年老いた君の優美な姿を見たよ。
僕は髪が薄くなり、目も垂れていた。
朝の霧が舞う雪のように僕の額の皺を覆い、激しい太陽が君の黒髪を焼きつくした。
僕らの胸の中の最後の余熱は、完全に冷め切った。
友子、無能な僕を許しておくれ。


写真の海は、風もなく、雨もなく。
そして君は、天国にいるみたいに笑っている。
想うのは君のことばかり。
あ、虹だ。
虹の両端が海を越え、僕と君を結び付けてくれますように。


海はどうして、希望と絶望の両端にあるんだ。
これが最後の手紙だ。
後で出しに行くよ。
海に拒まれた僕たちの愛。
でも、想うだけなら許されるだろう?
友子、僕の想いを受け取っておくれ。
そうすれば、少しは僕を許すことができるだろう?

重い荷物を持って家出した君。
行き交う人ごみの中に、ポツンと佇む君。
お金を貯めてやっと買った白のメリヤス帽をかぶって来たのは、
人ごみの中で、君の存在を知らしめるためだったのかい?
見えたよ。僕には見えたよ。
君は、静かに立っていた。
七月の激しい太陽のように、それ以上直視することはできなかった。
君はそんなにも、静かに立っていた。
冷静に努めた心が、一瞬熱くなった。
だけど心の痛みを隠し、心の声を飲み込んだ。
僕は知っている。
思慕という低俗の言葉が、太陽の下の影のように、
追えば逃げ、逃げれば追われ。
一生。

君を忘れたふりをしよう。
僕たちの思い出が、渡り鳥のように飛び去ったと思い込もう。
君の冬が終わり、春が始まったと思い込もう。
本当にそうだと思えるまで、必死に思い込もう。
そして、君が永遠に幸せである事を、祈っています。



台湾に対する日本の想いを、台湾人の監督が表したんじゃないかと分析が出てます。当然、台湾から日本へのメッセージでもあるでしょう。何か暗に中華民国との国交断絶を言ってるようにも取れるな・・・・(ちなみに日中国交正常化(に伴う日台国交断絶)をやったのは田中角栄。田中真紀子の父です)
映画ではこの手紙を元に歌を作る内容と言ったらいいのか。
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